Brain Wiki
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このページでは、進学して初めて電子辞書を購入される方、新しい機種に乗り換える方のために、それぞれのニーズに合わせた電子辞書を紹介していきます。特に最近の Brain は Windows CE を活用するためにひと手間かける必要があったり、そもそも Windows CE の採用が終了していたりするので注意が必要です。

電子辞書の種類[]

クラムシェル型 (折り畳み型)[]

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現在一般的に使われている電子辞書のほとんどは、このノートパソコンのような折り畳みできる形です。この形の代表的な電子辞書には、カシオ計算機の EX-word、そしてシャープの Brain があります。

写真に映っているのが、シャープの歴代の代表的な Brain です。この形のものには大抵キーボードとタッチパネル付きの液晶画面があり、使いやすいです。古いモデルでは、キーボードの手前に手書き用のサブタッチパネルが備わっているものもあります。写真左の PW-TC980 ではさらにワンセグの視聴もできます。

タブレット型[]

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マイナーなタイプの電子辞書で、2012 年頃にシャープから発売された「受験 Brain」や 2016 年頃にカシオから発売された EX-word RISE が該当します。「受験 Brain」のうち、PW-GX300PW-GX500 は Windows CE を搭載します。

その他[]

安価な電子辞書として、カード型や、キャノンの「WordTank」などのようにモノクロ液晶のものがあります。Brain にもモノクロ液晶のモデルや BlackBerry のような形をしたモデルがありますが、これらには Windows CE が搭載されていないので、純粋に辞書としてしか使えません。

SHARP Brain とは[]

Brain とは、シャープ製の電子辞書のブランド名です。2008 年に初代モデルが登場して以来、「Windows CE アプリの使える電子辞書」として、一部では有名な辞書でした。その後、非公式アプリの実行にプロテクトが掛けられるようになり、一時期アプリの追加が不可能になりましたが、回避ツールが開発されて再度可能になりました。この Wiki では、このような Windows CE の活用を主に扱っています。しかし、2021 年以降に発売された機種では、見た目こそ変化はないものの CPU が変更され、更に公式を含む従来アプリの互換性も無くなりました。この新機種には Windows CE が搭載されておらず、実行ファイル形式も PE ではありません。

どの Brain なら Windows CE アプリが動くのか[]

Brain機種別解説の表の第1世代から第4世代に記載されている機種で動かせます。ただし、第4世代では PW-SB5, 6, 7 以外に非公式アプリの起動を遮断するプロテクトが掛かっているため、活用にはひと手間作業が必要です。

Brain に関する質問をする前に[]

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Brain で Windows CE が利用できることが知られてから 10 年以上が経過し、インターネット上にもかなりの情報が記載されています。もし Brain を活用する上で不明な点があった場合は、まず自力で調べましょう。これは Brain の活用において誰もが通ってきた道です。それでも解決しない、もしくは不十分な場合は、遠慮なく Brain 専用掲示板Brain Hackers の Discord で質問してください。かつて同じ経験をしてきたスレ住民、Brain Hackers の方々がきっと丁寧に解説してくださることだと思います。ただし、注意事項をよく読み、匿名だからといって失礼な書き込みをしないように気をつけましょう。

それでは、便利な電子辞書の世界をお楽しみください。

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