1988 年に当時のセガ・エンタープライゼスより発売された、据え置き型家庭用ゲーム機メガドライブのエミュレータの解説です。
自由な利用と頒布が許諾されていない ROM のダウンロードは著作権侵害により罰則の対象となります。エミュレータは自己責任で使用してください。違法な ROM の入手方法など、公序良俗に反する質問を Brain スレや Discord でした場合は書き込み規制および Kick の対象になります。
PicoDrive[]
サイト / ダウンロード (オリジナル版) / ダウンロード (準備済み)
まず、描画 API の「GAPI (Game API) Emulator」を設定します。加えて PicoDrive 自体の設定画面 (Options) がなぜか呼び出せないので、ここでキーコンフィグも行います。
GAPI for HPCs をお持ちでない方は、ここから GBA(ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス)エミュレータと一緒にダウンロードしてください。
設定方法[]
まず GAPI for HPCs を起動します。すると上にタブが表示されるので、「Keyboard」タブを選択してキーの割り当てを行います。メガドライブの A、B、C、START キーは割り当て設定ではそれぞれ Key2、Key3、Key1、Key4 に対応します。ただし、環境によっては Key1 が A キーの場合もあるかもしれません。その次に、タブの右の方にある右矢印をタップして、「Emulator」タブを表示させます。ここで「Use GAPI emulator」のチェックボックスにチェックを入れます。画面サイズは、動作の安定性とスペック的な問題から 240x320 がおすすめです。
次に PicoDrive を起動します。すると ROM の選択ダイアログが表示されます。後から別の ROM を選択することも可能です。ROM は自身が所有するカセットから吸い出すなど、関連法規に従った方法で用意しましょう。
PicoDrive が対応する ROM ファイル形式は「.bin」及び「.srm」です。特殊チップやセガ CD、32X など拡張機器のエミュレートはできません。
表示について[]
GAPI の「GAPI」タブから「90°」に設定して画面を横倒しにしても、横向き表示に対応していないので表示サイズは変わりません。第3世代以降では、「追加アプリ/動画」から起動するか Manual low-res で低解像度モードに切り替えることで多少マシな表示サイズになります。また、エミュレート時にメニューが隠れますが、これは GAPI の仕様によるもので、見かけ上隠れているだけです。おおよそボタンと思われる位置をタップすれば反応します。
MobileDrive[]
和製エミュレータです。「Cyclone」と「Musashi」の特性が異なる 2 種類のバイナリがあるのが特徴です (詳細はダウンロードページを参照)。ただし、どちらのバイナリでも PicoDrive よりエミュレートの互換性が高いので、軽量な「Cyclone」バイナリを推奨します。
導入[]
サイト / ダウンロード (Musashi) / ダウンロード (Cyclone) / 準備済み (Cyclone)
「準備済み」をダウンロード・解凍し、「アプリ」フォルダにコピーして導入します。第4世代はアプリの起動方法も参照してください。
サイトからダウンロードする場合は、「aygshell.dll」「GX.dll」「fmodce.dll」「gsgetfile.dll[1]」の 4 つの DLL を MioPocket の system フォルダや Sea of DLL からコピーして、MobileDrive.exe と同じフォルダに入れます。こちらも GAPI for HPCs の設定が必要ですが、キーコンフィグなどはアプリ側で行えるので、「Use GAPI emulator」にチェックを入れるだけで構いません。音声や再生フレーム数などの設定もアプリで行えます。
なお、GAPI for HPCs では他にも様々な設定が行えますが、間違えるとかなりの頻度で落ちます。
表示について[]
表示に関してはランドスケープ固定です。GAPI の設定をいじれば無理やりポートレート表示にできるものの、画面サイズは PicoDrive と同等です。
- ↑ なくても一応起動しますが、用意しておいた方が確実です。