注意: この Wiki で従来第5世代と分類されていた PW-Sx6 と PW-Sx7 は、第4世代との違いがごく小さいため 第4世代 に統合されました。

2021年、例年より少し遅れて、見た目は PW-Sx7 とほぼ何の違いもない PW-S1, PW-H1, PW-B1, PW-J1, PW-A1 が発売されました。なぜこれを新機種として発売したのか?と思われていたところ、Brain Library に「2021年発売の機種では従来のアプリ・動画などは利用できない」という表示が。

おや?何か変わったのか?という空気の中、puhitaku 氏が発売当日に店頭購入した PW-B1 を分解解析。結果、

  • SoC が iMX 7 ULP になった
  • DRAM が 1Gbit (128MB) LPDDR2 400MHz になった
  • LCD が MIPI-DSI 2レーン接続になった
  • 既存アプリとの互換性が無くなった

という事実が判明。第1世代から第2世代への変化以来となる、Brain の新たな時代が始まりました。

対象型番[編集 | ソースを編集]

発売時期 中学生 高校生 学校専売 大学生 ビジネス 生活·教養 シニア その他
2021年前半 J1 H1
S1
ES8200
ES9200
B1 A1

仕様 (PW-B1)[編集 | ソースを編集]

OS 解析中 (μITRON 4.0 準拠 OS の μC3 説が浮上)
MPU NXP i.MX 7 ULP
CPUコア Single Cortex-A7@800 MHz + Cortex-M4 (ARMv7)
DRAM 128MB (LPDDR2 400MHz)
ディスプレイ 5.5型WVGA+カラー液晶(854×480ドット、横121.1mm×縦68.0mm) タッチパネル対応
ストレージ

内部:約500MB

外部:microSDHC

外形寸法(幅×奥行×高さ) 152.4mm×94.5mm×17.9mm(閉時・最薄部・突起部含まず)

152.4mm×94.5mm×18.4mm(閉時・突起部含む)

質量 約260g(充電池・タッチペン含む)
電源 リチウムイオン充電池

SoC が刷新されたことで処理速度が向上し、従来機種のレスポンスの悪さは大幅に改善されたようです。

解析[編集 | ソースを編集]

2021年3月2日に初めての第5世代対応公式アプリ(ATR CALL)が発売され、バイナリは AppMain.bin であることが判明。解析で PE 形式 (Windows で使われる実行ファイル形式)ではないことが分かり、詳しい解析の下、どうやらヘッダ等は無くファイルの最初から実行可能バイナリであることが判明しました。

加えて、含まれる文字列から RT-PEG32 という「Windows風の見た目をした,Win32APIでアプリを書けるC++ GUIライブラリ」を採用している可能性が浮上し、さらにアップデーターの解析で μITRON 4.0 準拠 OS の μC3 にまつわる社名 (eForce) や文字列が発見されました。現在、システムコールを呼び出さない単純なプログラム(アセンブリで書かれた無限ループなど)の動作は確認されていますが、本当に μITRON 4.0 準拠 OS が搭載されているとなれば実用的な非公式アプリ開発は開発環境が定まらないか、そもそも一般公開されていないかで困難ということになります。

こういった結果から、従来のように辞書が起動している OS で非公式アプリを動作させたり作成することは非現実的という見方が広がっており、Brain Hackers では Linux 起動を実現する方向で解析が進められています。

なお、解析結果の一部は Brain HackersScrapbox に記載されています。

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