Brain Wiki
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Brain はインターネットに繋ぐ事は出来ませんが[1]、HTML ファイルの閲覧という形でダウンロードした Web ページを閲覧することは可能です。

AlReader2[]

ロシア生まれの高機能 HTML ビューアです。JavaScript や新しい HTML 規格には対応しないためレイアウトが崩れるサイトが多いですが、5ch 掲示板のような簡素なページなら PC のブラウザとほぼ同じように閲覧できます。豊富な機能と親切な UI、動作の速さ、背景の時計(不要なら設定で消せる)が特徴です。

導入[]

AlReader / ダウンロード

上のリンクからダウンロードした「alreader2.wce.arm.zip」を解凍して、Brain の SD カード内の「アプリ」フォルダにコピーします。アプリの起動方法を参考に、「AlReader2.exe」を「AppMain.exe」にリネームして、「index.din」を作成しておくと辞書アプリに表示されます。

使い方と機能[]

まずは「Menu」タブの解説。

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かなり多いメニュー項目。たくさんの動作が出来る。

Open
ファイルを開く。ちょっと変わった、独自のファイルダイアログが出現します。
File
ファイルの保存や文字コードの変更。日本語が文字化けする場合は、「File Format」で正しい文字コードを設定します。
Text
マーカーなど。
Bookmarks
ブックマークの管理。
Go to
ページの指定した場所に遷移。
Preferences
各種設定。行頭文字が斜体になるのが嫌な人はここから設定できます。
Profile
カラーやフォントの設定。AppMain.exe と同じフォルダにビットマップを入れると背景に設定できるようになるので、フォントの色設定と組み合わせてどうぞ。
About
AlReader2 と閲覧中の HTML についての詳説。
Quit
AlReader2 を終了。

続いて「Action」タブの解説。

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「アクション」とだけあって、なかなかアクティブな機能が並ぶ。

Full Screen
フルスクリーン表示の切り替え。
Next Profile
背景テーマの切り替え。
Rotate Screen
画面の向きの切り替え。0°、90°、180°、270° から選択可能です。
Font
フォント設定。こちらはデザインではなく、サイズや書体を設定します。
Display
ステータスバーなどの表示設定。
Navigation
ページやチャプターの管理。
Forward/Back
前に進む/戻る。だいたいキーボードで済ませられるので、キーボードのない「受験 Brain」以外ではあまり使いません。

たまにメニューバーが消えることがあります。「戻るボタン」を押してみるか、画面の上の方をタッチしてみてください。

iSee Browser[]

中国で 2008 年ごろに開発された WebKit ベースの Web ブラウザです。JavaScript が動作するため AlReader よりも幅広い Web サイトを表示でき、簡易的なアプリを作成することも可能です。PDF ビューアや AlReader 等の HTML ビューアと比較しても高速で、ページの読み込みも圧倒的に速く、スクロールも軽快です。

導入[]

ダウンロード

まず、ブラウザで使うフォントを用意します。exe ファイルと同じディレクトリに「SUNGLOBE.TTF」という名前で適当なフォントを配置してください。特にこだわりがなければ、Brain の NAND に入っている DFGHSGothic-W5-SH.TTF が使えます。その後は、アプリの起動方法に従ってください。

使い方[]

ISeeBrowser2

iSee Browser では JavaScript が動作します。

HTML ファイルを開くには

file://[HTML ファイルのフルパスの「\」を「/」に置換]

という形で上部の入力欄に入力し、決定を押します。

例えば、「\Storage Card\iSeeBrowser\Clock.html」は

file:///Storage Card/iSeeBrowser/Clock.html

となります。

iSee Browser を開いた状態でサスペンドすると復帰できなくなります。その場合はリセットしてください。また、たまに URL を入力しても画面が推移しなくなります。その場合はアプリを再起動すると治ります。

Zetakey HTML5 Browser[]

Windows CE 向けブラウザでありながら HTML5/JavaScript に対応する異色のブラウザです。ローカルファイルの読み込みにも対応し、AlReader2 よりはるかに高い再現度で Web サイトを閲覧できますが、Brain で動かすにはひと手間加える必要があります。

導入[]

Zetakey HTML5 Browser

  1. 「Windows CE 6 armv5 nosip 20170628」、「Windows CE 6 20170216」、「Windows CE 6 lite 20160809」のいずれかをダウンロード・展開します
  2. 起動しないCEアプリを動くようにするの coredll.dll ハックを行います
  3. MioPocket から IPHLPAPI.DLL をコピーします
  4. 以上のファイル一式を Brain に転送し、起動します

かなりメモリ容量を必要とするため、本体をリセットして辞書アプリを終了した状態での使用を推奨します。メモリ不足の状態では起動しません。

PDF に変換して閲覧する場合との比較[]

PDF 形式で保存して閲覧する場合と比べると、HTML 形式での閲覧には以下のような特性があります。

素早い
単純な Web サイトであれば、高速に閲覧できます。
PDF の場合、ソフトやサイトの複雑さによっては 10 秒以上待たされる場合もあります。
表示は崩れやすい
ブラウザの仕様の違いや機能の不足によって、レイアウトの崩壊などが発生しやすいです。
PDF の場合、レイアウトが崩壊することはほぼありません。

こうしたことを踏まえると、HTML で閲覧した方が優れている Web ページは以下が挙げられます。

5ch をはじめとした各種掲示板
レイアウトも崩れにくく、レンダリングの速度も活かせます。
HTML 直書きの Web ページ
平成初期のサイトでよく見られ、レイアウトはほとんど崩れません。
テキスト中心の Web ページ
ページによってはレイアウトが崩れますが、レンダリングの速度が活きます。

ちなみに、当 Wiki は XTBook での閲覧がおすすめです (xtbdict データ)。

  1. Brainux では、非常に低速かついくつかの周辺機器が必要ですがインターネット閲覧が可能
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