各種文字コードに対応した高機能メモ帳ツール、jot の解説です。また、日本語版 jot の解説も行います。
jot とは[]
Brain の世代 | 対応状況 |
---|---|
第1世代 | 使用可能 |
第2世代 | 使用可能 |
第3世代 | 使用可能 |
第4世代 | 使用可能 |
Aquamarine Networks 作成の Windows Mobile (W-ZERO3 など)向けテキストエディタです。各種文字コードに対応し、改行やスペースの表示ができるなど、汎用性の高いテキストエディタとなっています。最新版がリリースされたのは2010年の6月20日と、Windows CE のアプリとしては比較的新しいアプリで、Brain で Windows CE のアプリが動くことが発見された当時、まだまだ開発が継続されていました。NYSL というライセンスが適用されたオープンソースのフリーソフトウェアだというのも特徴の1つです。
導入方法[]
サイト / ダウンロード(オリジナル版) / ダウンロード(日本語版)
導入の難易度や使いやすさも含めて日本語版がおすすめです(本家 jot は CAB インストール必須)。日本語版はファイルを展開して「アプリ」フォルダに入れるだけです(第4世代での導入方法はBrainでのアプリの起動方法も参照)。
主な機能[]

文字コードおよび改行コードの指定が可能です。Shift_JIS、UTF-8、UTF-16 以外にも、EUC や JIS などに対応しています。
- Undo
- コピー・切り取り・貼り付け
- 文字コードの変更 (Shift_JIS, JIS, EUC, UTF-8, UTF-16, Latin)
- 改行コードの変更 (CR, CRLF, LF)
- 検索・置換 (正規表現に対応)
- 文字サイズ・フォント変更
- 行番号表示・編集行の下線表示
- gsgetfile.dll 対応
- シフトキーのロック
- テキストファイルとの関連付け
KN MemoPad のような辞書アプリとの連携機能はありませんが、かなり高機能なテキストエディタです。
備考[]

メニューバーが隠れていますが、スクリーンキーボードで Alt キーを押してやれば使えます。
メニューバーが隠れてしまっていますが、スクリーンキーボードもしくは ceOpener の KeyBinder で Alt キーを押すとメニューを表示できます。また、ceOpener の「スタート」→「プラグイン」→「キーの割り当て...」で、任意のキーに「12: menu」を割り当てる方法もあります。一応、わずかに見えているので頑張ってタッチしても表示可能です。
オプションで下線表示や行番号表示・フォント変更などの様々な便利機能の設定を行えますが、OK ボタンが見当たりません(右上の × はキャンセルです)。代わりに、キーボードの決定ボタンを押すことで設定を反映させることが可能です。