1981 年に策定されて以来、各分野で使用されている、世界共通の電子楽器の演奏データ形式 MIDI。今回はその MIDI を Brain で再生する方法を解説していきます。
MIDI とは?[]
MIDI は、現在普及している MP3 や WAV などの音声ファイル形式とは大きく異なります。MP3 や WAV は簡単に言うと、録音された音声そのもの(波形)のデータと説明できます。それに対して MIDI は、「どの音を鳴らすか」を指定した演奏方法のデータといったところでしょうか。そうした理由から、MIDI ファイルには次のような特徴があります。
- プラットフォームに関わらず再生できる
- データが非常に小さくて済む
- (データ自体は)簡単に作成できる
こうした特徴から、カラオケやゲームなどに使用されることもあります。
MID-Play を使って再生する[]
Brain の世代 | 対応状況 |
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第1世代 | 使用可能 |
第2世代 | 使用可能 |
第3世代 | 使用可能 |
第4世代 | 使用可能 |
使い方[]
ARMRel の中身なら大体どれも動くと思いますが、HPC 用が無難です。ただし、このアプリだけでは音は鳴らないので、サイトの下のほうにある「スキン」と「サウンドフォント」も一緒にダウンロードしてください。こちらはお好きなものを選んでもらって構いませんが、サウンドフォントは大して負荷が掛からないので「High Quality」を推奨します。ダウンロードしたアプリ本体とスキン、サウンドフォントは解凍して、全て同じフォルダに入れてください。ついでにアプリの登録もしておくと便利です。操作方法はスキンによって若干異なりますが、すぐに分かると思います。
Mimidi を使って再生する[]
Brain の世代 | 対応状況 |
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第1世代 | 使用可能 |
第2世代 | 使用可能 |
第3世代 | 使用可能 |
第4世代 | 使用可能 |
導入方法[]
第4世代対応版をダウンロードして解凍し、「アプリ」フォルダにコピーすることで導入できます。サイトからダウンロードする場合は ARM 用を選び、CAB形式のアプリを展開するに従って展開して使用します。
使い方[]
MIDI を再生する際は、画面右上の「Edit」か、ツールバーの「Add」アイコンから新規プレイリストを作成して、MIDI ファイルを追加します。
エラーが出て再生できない[]
Mimidi では、MIDI ファイルを再生している途中で別の MIDI ファイルを再生しようとすると、エラーが出ることがあります。この場合、Mimidi を ceOpener などで強制終了してからまた起動しなおすことで復帰できます。
BrainGroove を使って再生する[]
Brain の世代 | 対応状況 |
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第1世代 | 使用可能 |
第2世代 | 使用可能 |
第3世代 | 起動するが使用不可 |
第4世代 | 起動するが使用不可 |
BrainGroove は Nexhawks 氏が作成したアプリです。キータッチ音再生用のスピーカーを使用して音を鳴らすという、一風変わった機構が使われています。このアプリは第3世代以降では起動はしても音は鳴りません。また、一部の第2世代機種では音量が小さいことが報告されています。
使い方[]
ダウンロードしたファイルを解凍し、得られた「BrainGroove-2.00」フォルダを SD カードなどの「アプリ」フォルダにコピーしてください(第4世代での導入方法はアプリの起動方法を参照)。「Load」で MIDI ファイル読み込み、「Play/Pause」で再生/一時停止、「Stop」で停止です。ちなみにこの BrainGroove は、「大合奏!バンドブラザーズDX」の楽曲データも再生できます。