Brain Wiki
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1990 年ごろに普及した日本電気の PC 群である PC-98 のエミュレータです。

自由な利用と頒布が許諾されていない ROM のダウンロードは著作権侵害により罰則の対象となります。エミュレータは自己責任で使用してください。違法な ROM の入手方法など、公序良俗に反する質問を Brain スレや Discord でした場合は書き込み規制および Kick の対象になります。

Brain の世代 対応状況
第1世代 起動するが実用的でない
解像度が足りない
Gine 使用不可
第2世代 使用可能
第3世代 使用可能
第4世代 使用可能

HDD イメージの作成[]

エミュレートするものが PC のためゲーム機のエミュレータとは手順が異なり、導入が難しい部分があります。特に、HDD イメージを作成する必要があるのが難点です。しかし、一度作ってしまえばあとは簡単です。

ここでの手順では、Windows PC が必要となります。

ツールの用意[]

DiskExplorer
ここでダウンロードして展開してください。このツールを使用して HDD イメージを作成していきます。作成済みの HDD イメージは編集が可能ですから、一度作ってしまえばソフトの追加も容易です。
PC-98 用 DOS
PC-98 用の MS-DOS の入手は非現実的なので、ここではオープンソースの互換 OS「FreeDOS(98)」を使います。FreeDOS(98) を探してもいいですが、導入が大変なので DOS 初心者の方は導入済み HDD イメージをダウンロードしてください。これだけでも DOS は起動します。テンプレートとなる HDD イメージのファイルがあれば、あとはコピーして中身を差し替えていけば基本的には問題ありません。
こちらで配布されている HDD イメージの方が動作させやすいという報告がありました。

ソフトの追加[]

今回は、Vector で配布されているフリーのレースゲーム、「タイニーF1」を例に、追加してみたいと思います。

DiskExplorer で HDD イメージを開き、何もないところを右クリックするとメニューが出ます。そこから、「新規ディレクトリの作成」を選択し、わかりやすく「tinyf1」とリネームします。これは、あとでソフトを起動する際にコマンドで読み込む作業を極力楽にするためです。そのフォルダの中にダウンロードした「tinyf1.lzh」を展開し、ファイル群をまとめてコピーします。

他のソフトの場合も概ね同様です。詳しい導入の方法については、ソフトをダウンロードする際の説明書などを参考にするといいでしょう。

起動[]

まず、第1世代第2世代の場合は Handheld PC 版第3世代第4世代の場合は Sigmarion3 版を Brain 向けに調整した Brain 専用版解説)をダウンロード・解凍します。第3世代第4世代でも Handheld PC 版は使用可能ですが、Brain 専用版を使うとキー入力しやすくなるほか、高解像度画面を生かせます。

次に、解凍した NP2 の実行ファイルと先ほど作成した HDD イメージを電子辞書に転送します。アプリの起動方法に従って辞書アプリから起動できるようにすることも可能ですが、Brain 専用版を使う場合は index.din と同じ方法で AppMain.cfg ファイルも作成し、高解像度モードで実行されるようにします(Explorer や ceOpener などから直接起動する場合は不要です)。

NP2 を起動し、適当な部分をタップすると現れるメニューの「HDD -> SASI1 -> Open」から作成した HDD イメージを選び、「Emulate -> Reset」を押すと DOS が起動します。すると時刻の設定画面になりますが、「決定」キーを 2 回押します。C:¥>と表示されたら、コマンドで起動したいソフトを指定します。まず、cd 起動したいソフトの含まれるフォルダの名前と入力してください。文字間スペースがおかしいですが無視します。C:¥フォルダの名前>と表示されるので、起動したいソフトの名前を入力します。このとき、拡張子は不要です。そして「決定」キーを押して、ソフトが起動すれば成功です。

あくまでもエミュレータですから、PC-98 用を謳ったソフトなら何でも動くということはありませんが、だいたいのソフトは動きます。ただし、足りないキーを補完するのに少々技術が必要です。HDD イメージ内に複数のソフトを入れたり、ソフトごとに HDD イメージを作ったりするなど、使いやすいように運用してください。

東方 Project の旧作について[]

東方 Project の旧作は、他のブログや解説サイトで述べられている通り、できません。

i386 命令に対応した NP2HPC を、NP21 for PSP のソースコードと組み合わせて作成するか有志の方が作成されたものを譲っていただくなどして入手すれば、動作はしますが Brain の性能では非常に低速になります。

参考サイト[]

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