PW-AC880 からコンテンツ数を減らして廉価版とした PW-AC830 の解説です。
概要[]
2008 年 8 月発売。PW-AC880 と同日で、姉妹機の関係にあります。
活用の可否 | Windows CE 利用可 |
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CPU | ARM926EJ-S (Armv5TEJ) |
MPU | 東芝 TMPA910CRAXBG |
RAM | 64 MB |
ディスプレイ | 5 型高精細 HVGA カラー TFT 液晶 (タッチパネルは非搭載) |
サブタッチパネル | 128x98 |
ストレージ | DSK1 (SD カード) DSK5 (NAND1) DSK7 (NAND4) DSK8 (NAND2) DSK9 (NAND3) |
メイン画面はタッチパネル非搭載でした。MPU は第1世代特有の東芝製。Gine が使えます。ハードに関しては PW-AC880 と同一なので、スペックなどもほぼ同一になっています。
駆動時間と重量[]
公称80時間。実は 2016 年モデルの PW-SH3 より長時間の駆動が可能だったりします。しかし重量はなんと 360g。ただ、重たいのはキーボード側なので、同時期の競合機種に比べて安定性に優れていました。
コンテンツ[]
PW-AC880 から 60 コンテンツも削られて、40 コンテンツ。もっとも、「大辞林」や「ジーニアス英和/和英辞典」などのコンテンツはキッチリ搭載されています。おもに削られているのは「生活」とか「ビジネス」とかのコンテンツが中心ですから、あまり差し支えは無さそうです。
筐体の各部品[]
PW-AC880 とそう変わんないです。というかほぼ同じです。まず、USB は第1世代特有の PSP やシグマリオン3と同じ Mini-B タイプです。また、USB バスパワーには対応していないので、AC ジャックから給電を受けることになります。「F」と「J」キーにはポッチがあり、タッチタイプに配慮しているようです。そして決定キーはやっぱりでかいです。それに比べて、十字キーは異常にちっちゃいです。メイン画面はタッチパネル非搭載ですが、このボタン配置で果たして操作しやすかったのでしょうか... そしてスピーカーなのですが、電子辞書のくせしてステレオスピーカーで、内部にヤマハの LSI を搭載しています。
動作速度[]
遅いです。
その他[]
メイン画面はタッチパネル非対応ですが、サブタッチパネルがあるためスタイラスは付属してきます。また、この機種を含む第1世代の各機種では、まれにバックライト部の初期不良が認められるようです。