第2世代最初の高校生向けモデル、PW-G5200 の解説です。
PW-G5200 とは[]

PW-G5200。カラーリングはホワイト、ブラック、ピンク、オレンジ、ブルー(画像)の5つが用意された。
発売日[]
2012年1月20日。第2世代のローンチモデルの一つとして華々しく登場しました。
スペック (詳細は第2世代参照)[]
活用の可否 | Windows CE 利用可 |
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CPU | ARM926EJ-S (ARMv5TEJ) |
MPU | Freescale i.MX28 |
メモリ | 128MB |
ディスプレイ | 5型高精細 HVGA (480x320) カラー TFT 液晶 |
サブタッチパネル | 240x120 |
ストレージ | DSK1 SD Memory Card DSK5 NAND CD (NAND1) DSK6 NAND Dic (NAND) DSK7 NAND Extra (NAND4) DSK8 NAND System (NAND2) DSK9 NAND User (NAND3) |
その他 | ヤマハのオーディオチップを搭載。MPU が第1世代の東芝製のものから Freescale 製のものに変更され、Gine が使えなくなった。その反面、動作速度は大幅に改善。 |
SHARP 公式によるニュースリリースでは「高性能プロセッサの採用により、処理能力が従来比約2倍(第1世代 PW-A7000 比)になり、画面送りや検索が快適に行えます。」とアナウンスされているだけあって、処理速度が大幅に向上。その処理速度にものを言わせて、フォントにアンチエイリアス処理を施した日本で初めての電子辞書となりました。また、充電池は搭載せずヒンジ部に単3乾電池を収納する形態に変更されました。第2世代 Brain の大きな特徴でもあります。加えてサブタッチパネルが大きくなり、一部の Brain 用アプリもこれに追随。ceOpener などではサブタッチパネルを使用して直接記号などを入力することが可能になりました。
PW-G5200の詳細[]

充電式じゃないのに USB 給電に対応。コンセントがある場所では電池が節約できるという、粋な計らいです。
駆動時間と重量[]
駆動時間は60時間、重量 305g (電池含む)。この頃には重量もかなり減ってきたようです。
コンテンツ[]
135コンテンツを収録。その中には「ブリタニカ国際大百科辞典」や「広辞苑 第六版」なんてのも収録されていたりします。これに XTBook 入れたらいよいよ完璧になりますね。
筐体の各部品[]
USB 充電に対応し、この端子でファイルのやり取りと充電をまとめてこなします。PW-G5200 は充電式ではなく乾電池駆動ですが、電源方式に USB 給電を使用することで電池を節約することができるというわけです。なお、USBホスト機能はありません。キーボードは導電ゴムの上にプラスチックがかぶせられた構造。タッチタイプは、一応ポッチがついているため、その気になればできるようです。スピーカーはモノラルで、キーボード左手前に取り付けられています。
動作速度[]
処理速度の向上を売りにしているだけあって、かなり速くなりました。特に TCPMP のベンチマークスコアは第3世代をも上回り、秒間40フレームという数値を叩き出します。
その他[]
乾電池に使用できるのは
- アルカリ乾電池
- ニッケル水素充電池
- eneloop (三洋電機/パナソニック)
とのこと。マンガン乾電池は電圧不足で使用できません。また、リセットすると使用電池の種類の設定を求められるので、使用している電池の種類に合わせてアルカリ乾電池かニッケル水素充電池かを選んでください。