ひと手間作業不要で Windows CE 環境が使用できる高校生向け Brain としては最後のモデル、PW-SH3 の解説です。
概要[]
2016 年 1 月 22 日発売。2017 年度に高校に入学した人は、型落ちで安くなっているという理由で 2017 年モデルの PW-SH4 を買わずにこちらを選択し、結果的に得したという方も多いのではないでしょうか。
活用の可否 | Windows CE 利用可 |
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CPU | ARM926EJ-S (Armv5TEJ) |
MPU | Freescale i.MX28 |
RAM | 128 MB |
ディスプレイ | 5.5 型 WVGA+ (854x480) カラー液晶 |
サブタッチパネル | なし |
ストレージ | DSK1 SD Memory Card DSK5 NAND CD (NAND1) DSK6 NAND Dic (NAND) DSK7 NAND Extra (NAND4) DSK8 NAND System (NAND2) DSK9 NAND User (NAND3) |
その他 | 高校生向け Brain としては、そのまま Windows CE 環境が使用可能な最後のモデル。ヤマハのオーディオチップは非搭載となった。「フレキシブルタッチキー」の採用で、液晶パネルが拡大。 |
ヤマハの LSI が無くなったり、キーの光沢仕上げが無くなったりと、若干素朴に。別に SHARP の経営状態を表しているわけじゃない・・・はず。また、「液晶画面の面積拡大」を謳ったものの、実際は、増加した 54x480 のスペースは「フレキシブルタッチキー」用のスペースということで、実質的な解像度は変わらず。
駆動時間と重量[]
駆動時間は 70 時間、重量 300g。未だ 300g を切れません。
コンテンツ[]
150 のコンテンツ + 60 の動画コンテンツ + 3000 の文学作品を収録。ただコンテンツの数え方がミソで、「リトル・チャロ」とかは 1 話分で 1 コンテンツ扱い。そりゃコンテンツも増えます。その「リトル・チャロ」も、カシオ計算機の EX-word シリーズだと動画なのですが、Brain の場合は紙芝居形式。動画が見たけりゃ TCPMP か Flash 使ってくださいってことでしょうか、本末転倒です。
筐体の各部品[]
USB 充電に対応し、この端子でファイルのやり取りと充電をまとめてこなします。ただし、USB ホスト機能はなし。端子類は左側に集約されており、すっきりしてます。キーボードは第3世代ならではの、まんま導電ゴム整形しっぱなしのタイプ。メイン画面には、Brain シリーズ初となる「フレキシブルタッチキー」を搭載。ただしコレは、辞書アプリを起動していないと機能しません。