2017年度入学生が Brain を買う際、2016年モデルの PW-SH3 と競合して、結果的に新しい方を買ったらアプリが動かなかったという、よくわからない状態を引き起こした機種です。電子辞書としてはすごく良くできていて、デザインも洗練され、一新されたホーム画面や面積の拡大したキーボードなど、目を見張る部分は多いです。後に、プロテクトを回避して非公式アプリを起動するツールが開発されました。
PW-SH4 とは[]

電子辞書をいじりたかった2017年度入学生を絶望に陥れた(かもしれない) PW-SH4。でも電子辞書としては良いハードです。
発売日[]
2017年1月19日
スペック (詳細は 第4世代 を参照)[]
活用の可否 | プロテクト回避ツールを使用 |
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CPU | ARM926EJ-S (ARMv5TEJ) |
MPU | Freescale i.MX28 |
RAM | 128MB |
ディスプレイ | 5.5型 WVGA+ (854x480) カラー液晶 |
サブタッチパネル | なし |
ストレージ | SAMSUNG KLM8G1GEME-B041 eMMC 8GB |
その他 | キーピッチが拡大され、スピーカーはヒンジ部からキーボード脇に移った。また、ホーム画面が一新された。この PW-SH4 以降の機種では、PW-SB5, 6, 7 を除き非公式アプリの実行にプロテクト回避ツールが必要。 |
スピーカーの位置の変更については「英語学習に従来より適した配置 (SHARP 公式ニュースリリースより)」、そしてホーム画面の「Brain English」のように、英語学習に関して重点的にサポートしているようです。また、キー面積は従来比約1.7倍(これまた SHARP 公式ニュースリリースより)とのこと。見た目にはパソコンや PDA のキーボードのようですが、パンタグラフキーではないようです。
PW-SH4 の詳細[]

見た目には、少し角の取れたデザイン。端子の位置は PW-SH1 以降変わらず。
駆動時間と重量[]
駆動時間は約100時間。PW-SH3 比で30時間の大幅延長です。そして重量は、なんと 290g。9年かかってついに 300g を切ったのでした。
コンテンツ[]
170コンテンツを収録。英語学習に関するコンテンツが目立ちます。・・・というのも、英語関連のコンテンツだけで102コンテンツ収録されています。もっとも、「リトル・チャロ」とかは1話で1コンテンツ扱いですが。
筐体の各部品[]
USB 充電に対応し、この端子でデータ転送と充電をまとめてこなします。USB ホスト機能はありません。キーボードは PW-SH3 までのゴムむき出しキーを一新し、プラスチック製の広いキーが採用されています。メイン画面には、PW-SH3 で採用された「フレキシブルタッチキー」が引き続き採用されています。スピーカーはヒンジ部からキーボード脇に移動し、若干大きくなっています。スタイラスは形状が少し変わり、EX-word に見られるゴルフクラブのような形状のものになりました。