ResetKit は、Brain をソフトリセットもしくはハードリセットするユーティリティです。第1世代では動作しません。
導入[]
上記リンク先の最新リリースから ZIP をダウンロード後解凍し、Brain に保存します。アプリランチャーから起動したい場合は、index.din を手動で作成し、3つある exe のうち起動したいものを AppMain.exe にリネームします。
index.din や第4世代での起動方法の解説はアプリの起動方法を参照してください。
実行ファイルの解説[]
SoftReset.exe はソフトリセットをすぐ実行し、HardReset.exe はハードリセットをすぐ実行します。StartDicProtect.exe は DicProtect を常駐させます。
ソフトリセット[]
レジストリとファイルシステムの内容を保持したまま Brain を再起動する手法を指します。SoftReset.exe を起動すると、画面が暗くなったあとすぐソフトリセットされます。ソフトリセットの実行時に10秒ほど Brain の応答が止まりますが、これは想定された動作です。
ハードリセット[]
本体のリセットボタンと同様に、レジストリとファイルシステムの内容を破棄してリセットする手法を指します。HardReset.exe を起動すると、画面が暗くなった後すぐハードリセットされます。ハードリセットの実行時に画面が白くなることがありますが、これは想定された動作です。
DicProtect[]
電池のフタをずらすことで、好きなタイミングでソフトリセットを実行できるツールです。例えば、使っているソフトがフリーズした場合にレジストリを保ったまま復活させられる可能性があります。DicProtect はソフトリセット後も自動的に有効になります。反応しないことがあるほか、OS がクラッシュしている場合動作しない可能性があります。
第2世代のうち、電池のフタを物理的に検知するスイッチがある以下の機種のみ対応します。
活用方法[]
レジストリの書き換えや SmallTweak とソフトリセットを組み合わせると、ウィンドウアニメーションや文字のアンチエイリアスを有効化できます。
ウィンドウアニメーションを有効化するには、SmallTweak でアニメーションを有効化しソフトリセットします。SmallTweak の導入については SmallTweak を参照してください。
アンチエイリアスを有効化するには、レジストリエディタで以下のキーを追加しソフトリセットします。レジストリエディタは TascalRegEdit が Windows PC のものと似た UI を持っており便利です。キーの作成時にエラーが出る場合がありますが、再読み込みしても追加したキーが残っていれば正しく作成できているので問題ありません。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\GDI\Fontsmoothing
より詳しい情報[]
技術的な詳細やその他の利用方法については元の解説記事を参照してください。自作ソフトに組み込みやすいようにライブラリとして実装されているので、開発者の方も参考になるかもしれません。なお、元サイトで配布されている版はファイルサイズがコンパクトですが、第2世代のみにしか対応していないのでご注意ください。