SQPocket は、Tatsuya Sakamoto 氏が 2001 年に作成した Pocket PC 用タスク管理アプリです。Pocket PC はデフォルトでは実行中のタスクを切り替えることができませんが、SQPocket を使用することで Pocket PC でのマルチタスクを実現することができました。Brain でも同様に、タスクの切り替えに使用することができます。
導入[]
ダウンロードした「SQPocket.zip」を解凍し、作成されたフォルダをそのまま SD カードか NAND3 の「アプリ」フォルダに入れてください。
初回起動時に、右下に小さく SQPocket のアイコンが表示されるので、そこをタップしてメニューを表示させ、「Setup」の「Bar」タブで、
- out taskbar
- time
- frame
- 3D
- sidebar
の全てにチェックを入れます。右側の「sidebar」はお好きな方をお選びください。
壁紙の設定[]
第2世代以前は 480x320、第3世代以降は 800x480 のサイズで、ビットマップ画像 (.bmp) を用意してください。画像を入れておく場所はどこでもいいのですが、「launcher」タブの「Find Image path」にフルパス入力で場所を指定するので、あまり深い階層に突っ込むと、指定するとき大変です。記号が入力できない場合は、PC で「SQ.ini」を編集してください。
ショートカットの追加[]
「SQPocket」フォルダ内に、「S」というフォルダがあるかと思います。そのフォルダの中にアプリのショートカットを配置していけば、デスクトップに反映されます。このとき、ショートカットの作成を PC で行わないようにしてください。ディレクトリの構成やショートカットの形式が違うため、エラーが起きてしまいます。必ず、Brain の Explorer でショートカットを作成したいアプリを「Copy」した後、「S」フォルダ内に「Paste Shortcut」でショートカットを貼る方法を採るようにしましょう。ちなみに、ショートカットの順番は設定で並べ替えることができます。
付帯機能[]
主な付帯機能としては、
- 定型文の読み込み (編集可能)
- メモリ監視
- カレンダー
- アラーム
- Ctrl、Alt のエミュレート
等があります。タスクバーには「A」のマークがありますが、IME は付属しません。ceOpener を使用しない場合は、Japanese Input for SHARP Brain を併用しましょう。
備考[]
それなりにメモリを消費します。また、タスクバーが消えることがあります。動作は若干怪しいので注意してください。