Brain Wiki
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TCPMP (The Core Pocket Media Player) は無料の総合メディアプレイヤーです。配布終了している有料ソフト CorePlayer の前身にあたります。

概要[]

ダウンロード

第2世代以降では一度電源を切った(サスペンドした)後に TCPMP を使うとフリーズする問題があるので、こちらの中身を上書きして使用します。

対応形式は以下の通りです。ストリームファイルの ASX, WMX, MVX, WAX は再生できません。

動画
MP4, AVI, MKV, MOV, 3GP, K3G, MQV, DIVX, GVI, MKA, WV, OGM, NSV, ASF, H264, MPEG, MPG, MPV, Flash
音楽
FLAC, AAC, MP3, M4A, WMA, OGG, TTA, MPC, SPX, AIF, AMR, AWB, AC3, MP1, MP2, MPA, ASX, WMX, MVX, WAX
プレイリスト
M3U, PLS
画像
PNG, JPG, JPEG, TIF, TIFF

必ず Options -> Video で GDI を選択してから再生します。また、MP3 ファイルを一時停止中にサスペンドするとフリーズします

カクつく場合は「画面タッチで再生を開始する」「動画を開き直す」などで解決することがあります。また、ズームを 100% にすると拡大処理が不要になり再生が滑らかになります。日本語ファイル名の文字化けは ceOpenerTask Switcher 等で日本語化すると直ります。自動で画面が暗くなる機能も PowerManagerTask Switcher から無効化できます。

動画の下準備[]

Brain は処理性能の制約が厳しいため、滑らかに再生するためには動画に下準備を施す必要があります。動画設定は本記事に付いているコメントも参考にしてください。

XMedia Recode を使用(Windows のみ対応)[]

プログラム名は【】、メニュー項目は[ ]で囲ってあります。

  1. 【XMedia Recode】をセットアップします
  2. 【XMedia Recode】を起動して、格子状の部分に変換したい動画ファイルをすべてドラッグ & ドロップします
  3. [編集] -> [チャプタを表示] にチェックを入れます
  4. 変換するファイルをすべて選択して [リストに追加] を押します
  5. それぞれの項目を以下のように設定します:
    1. 形式 タブ
      1. プロファイル: カスタム
      2. 形式: AVI
      3. ファイル拡張: .avi
      4. 出力ストリーム形式: 映像+音声
      5. 映像と音声を同期: チェック
    2. 映像 タブ -> 一般
      1. フレームレート: 30 を超えない範囲で元動画のプロパティに合わせる(一般的な動画は 29.97、アニメ等の場合は 23.98)
      2. コーデック: MP4(PW-G5200 では DivX コーデックを選択する)
      3. ビットレート: 900
    3. 音声トラック1 タブ -> 一般
      1. ビットレート: 32(お好みで)
      2. コーデック: Fraunhofer FDK AAC
      3. サンプルレート: 44100(お好みで)
    4. クロップ/プレビュー タブ -> 解像度
      1. 幅: 480
      2. 高さ: 270
      3. アスペクト比:(自動設定)
      4. 拡大: 画面に合わせる
    5. 下の方にある [保存先]
  6. [エンコード] を押します
    • 「音声設定に誤りがあります」と出る場合は、[音声トラック1 - 一般] の [Codec] を一旦別のものにしてから [Fraunhofer FDK AAC] に戻します

以上の設定を概ね自動で行ってくれる XmediaProfileForBrain が公開されています。使い方は同梱の readme を参照してください。欠けているのは [形式] -> [映像と音声を同期] と [クロップ / プレビュー] -> [拡大] -> [画面に合わせる] のようなので、これだけ手動で設定すれば OK です。

FFmpeg を使用(Windows, macOS, Linux に対応)[]

XMedia Recode の代わりに FFmpeg を用いることも可能です。以下のコマンドで同様の結果になります。

ffmpeg -i "video.mp4" -c:v libxvid -b:v 900k -r 30 -vf scale=480:270 -c:a libfdk_aac -ar 44100 -b:a 64k -ac 1 "converted.avi"
-i "video.mp4"
変換元ファイル名(MP4 以外も可)
-c:v libxvid
映像の変換先コーデック(MP4 DivX)
libxvid が使えない場合は -c:v mpeg4 -tag:v DIVX と指定します
-b:v 900k
映像の目標ビットレート(900 kbps)
下げると処理負荷とファイルサイズが小さくなる代わりに画質が低下します(上げるとその逆です)
-r 30
映像のフレームレート(30 fps)
30 fps 以下でお好みで指定します。元の映像と同じでよければ不要です。
-vf scale=480:270
映像の解像度(横 480 x 縦 270)
アスペクト比が 16:9 でない場合は片方を -1 にすると元の比率が維持されます。
-c:a libfdk_aac
音声の変換先コーデック(Fraunhofer FDK AAC)
macOS では aac_at の方が音質が良いようです。いずれも使えない場合は aac を指定します。
-ar 44100
音声のサンプリングレート(44100 Hz)
元の音声と同じでよければ不要です。
-b:a 64k
音声の目標ビットレート(64 kbps)
お好みで指定します。同じ音質を維持するためには、ステレオはモノラルの 2 倍のビットレートを必要とすることに注意します。
-ac 1
音声のチャンネル数(モノラル)
ステレオ音声をモノラル化する場合のみ指定します。
"converted.avi"
出力ファイル名
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