Task Switcher は、川本優氏が開発した Brain 向けタスク管理アプリです。高速でメモリ使用量も少ないことから、コアなファンの多いアプリです。また、UI のカスタマイズ、簡易スクリプト言語、SDHC に対応しない機種での SDHC 対応化などの特徴的な機能を有しています。
導入[]
フォントの準備 (Windows PC が必要)[]
初めて Brain を使う方は、まず日本語化用フォントを作成します。Brain で MS ゴシックを使用したければ「tswbrain」フォルダ内にある「MS UI Gothic.bat」を、メイリオフォントを使用したければ「Meiryo UI.bat」を、ダブルクリックして実行してください。すると黒いコマンドプロンプト画面が表示されますから、何かキーを押して閉じます。すると、「tswbrain¥Task Switcher¥fonts」フォルダ内に「jptahoma.ttc」と「entahoma.ttc」の 2 つのフォントファイルが生成されます。これで PC での準備は完了です。
なお、メイリオはアンチエイリアスを前提に設計されたフォントなので、それがデフォルトでは無効化されている Brain で普通に使用すると汚く表示されます。ResetKit を参考にアンチエイリアスを有効化してソフトリセットした上で、以下の作業を行うとある程度綺麗な表示になります。
起動[]
「tswbrain」丸ごとではなく、その中の「Task Switcher」フォルダを Brain の内部ストレージもしくは SD カードにコピーします。そして「追加アプリ/動画」から Task Switcher を起動すると、左下に小さなメニューが表示されます。第4世代での起動方法は、アプリの起動方法を参照してください。
日本語パッチの適用は、Task Switcher の適当な部分をダブルタップして工具マークを押すと一番下にある System Font Patcher から行えます。SDHC に対応しない機種での SDHC 対応化処理は、起動時に自動で行われます。
使い方[]
ノートとペンのアイコン[]
Brain に登録してあるアプリの一覧が表示されます。アプリの登録は「追加アプリ/動画」に表示させる方法と同様です。
工具みたいなアイコン[]
設定および Explorer と Control Panel の呼び出しができます。項目は上から順番に、
- Control Panel
- Control Panel を呼び出します。
- Installer
- Task Switcher を内部ストレージに保存します。
- My Device
- Explorer を呼び出します。
- Power Config
- 電源管理を行います。
- Settings Manager
- アプリやシステムの設定を保存します。
- System Font Patcher
- システムフォントを先ほどのフォントで置き換えます。リセットすると元に戻ります。
ウィンドウのアイコン[]
今開いているウィンドウの一覧です。それらの最小化、終了もできます。
「...」のアイコン[]
Task Switcher の設定を行います。
- フォントの読み込みフォルダの指定
- ホットキー (ショートカットキー) の指定と指定解除
- 使用フォントの選択
- スキンの参照フォルダ
- その他のタスク管理に関する設定
がここからできます。
アイコンをダブルクリックすると[]
辞書のパフォーマンスがリアルタイムで表示されます。これを使えば、メモリの空きをいちいちコントロールパネルから確認する必要が無くなりますね。また、右のアイコンからは簡易スクリプト言語「TSscript」の読み込みもできます。元のメニューに戻るときは、再度ダブルクリックすれば戻ることができます。
その他[]
Task Switcher には日本語入力機能はありませんが、川本優氏は独立したアプリとして日本語入力アプリ「Japanese Input」を作成されています。